兵庫県加東市 家で行う葬儀

現在、葬儀場を借りて葬儀が行われるようになっていますが、我が家では、家庭で祖母も祖父も見送りました。

 

亡くなった当日は、悲しみに浸るまもなく、家の中の大掃除が始まります。
親戚周りが家に来て家のあらゆるところを掃除し、片付けていきます。
お通夜の日は、台所では近所の人がお料理を作りに来られます。

 

両親はお寺のお坊さんとの話があるので家を開けたり忙しくしているので、食事のことは村の主婦たちにより作られます。

 

私は留守番を兼ねて、台所で手伝いをしました。
食器類や調味料など、どこにおいてあるのか近所の人たちは分からないこともあり、私が対処できるようにと両親が私に一言お願いをしてから出かけていきました。

 

お通夜が終わると親戚周りでご飯を食べます。
近所の主婦たちが作ってくださった料理をそのときに食べました。
告別式当日、参加される方にお茶を出しました。

 

父が参列の方と話をしている間、母はお茶を入れました。
それを私が運んでは引いて、運んでは引いての繰り返しでバタバタしていました。
告別式がはじまり、親族は一番前で三角の白い物をおでこにつけました。

 

座敷なので、もちろん、1時間ほどは正座でした。
途中、家族だけがその場に立つ場面もありました。
式が終わると喪主の挨拶があります。

 

近所の人が来られているので、庭に出て家族全員が並んで立ちました。
喪主の挨拶が終わると、火葬場へ移動しました。

 

骨あげの後、我が家へ帰って来てから、またお茶くみが始まり親戚の人たちへお茶を出します。
そして、持ち帰り用のお寿司を準備し、お礼を言って渡しました。
ハーッ・・・としみじみ悲しみに浸れたのは亡くなって3日過ぎてからのことでした。

 

両親曰わく、家で行う葬儀は大変ですが、費用はだいぶ抑えられるということです。
私も、家で行う葬儀は大変だけれど、家族を家から送り出せたことで、祖父母も喜んでいるのではないかなぁと子どもながらに感じていました。