青森県津軽地方、田舎の葬儀

2009年5月、宮城県で働いていた私に、青森県警から一本の電話が入りました。

 

『お父様が作業小屋で遺体で見つかりました』と。
最初たちの悪い冗談か詐欺かと思いましたが、よく知っている近所の親戚が電話口に出たことでようやく本当だとわかり、急遽職場へ連絡して帰ることに。

 

途中、少しパニックになりながらも父の弟に電話をし、バスで弘前駅へ。
弘前駅から自宅まではどのようにして帰ったのかはもう頭が真っ白だったので覚えていませんが、自宅に到着すると大勢の親戚がおり、既に祭壇などもろもろ準備がなされていました。

 

父は、まるで眠っているようで、あまりに突然のことに私は茫然としていました。
父の妹が到着して、号泣しているのを見てようやく少しずつ目の前の出来事が理解できるようになりました。

 

葬儀屋さんは代々お願いしているところがあり、既に手配してありました。
後で聞いた話では、香典で賄いきれる価格で組んでいただいたそうです。

 

あまりに突然のことで、自営業ながら取締役だったとはいえ公表は控えようとしたのですが、そこは田舎、あっという間に各方面に情報は知れ渡り、地域の公民館で行われた通夜には本当に多くの方が集まりました。

 

故人の娘として挨拶をさせていただきながら、父の人望の厚さを感じ、すごく複雑な気持ちになったのを今でも覚えています。
家族葬か、密葬か、そんな話をしていたにも関わらず、地域のいろんな人たちが何かと手助けして、支えてくださいました。

 

通夜、葬儀、納骨と、バタバタとしながらも滞りなく終えることができたのも、皆さんの支えあっての事でした。

 

葬儀も通夜同様公民館で営まれ、やはり多くの方がお越しくださいました。
午前中に葬儀を行い、徒歩で墓地まで納骨をしに行き、自宅で皆さんと会食をしました。
田舎ゆえに面倒な部分も多いですが、地域の繋がりに本当に助けられて過ごした数日間でした。